2014年03月23日

東欧のロシア系住民問題

ウクライナのクリミア半島を事実上ロシアが占領し、編入する動きになっています。
ロシアの強硬姿勢が目立ちますし、実際ロシアは強引です。
ただ、ロシアの強引さは言うまでもないので、置いておいて、その背景を考えてみましょう。

ロシアの事を考える上で、必要なのは、ソ連。
「ソ連」これが、最重要なキーワードです。

冷戦時代・ソ連時代、東欧はソ連を盟主とした共同体を形成していました。
共同体・同盟・盟主と言えば聞こえは良いですが、事実上ソ連が東欧を支配していたと言っても過言ではない。
東欧の国々は、国家としての体裁は整えてあっても、国の重要な方針はソ連・ロシア人が介入しました。
それに反対した場合、ソ連の軍事介入を招き、弾圧を受けた。
少なくとも、東欧の非ロシア系住民は今でもその事を覚えている。

冷戦時代、ロシア人は東欧の支配者として君臨した。
東欧に移住してきたロシア人は、支配者側の民でした。
しかし、冷戦終結、ソ連崩壊で、状況が一気に変わった。
東欧各国はソ連の影響が無くなり、ソ連から独立した国も有る。
今まで、支配者側だったロシア人がその国では一気に、少数民・マイノリティーと化した訳です。

今まで、偉そうにしていた支配層の人間が、その力を失った時どうなるか?
簡単に想像がつきます。
今度は、逆にロシア人への迫害が始まります。
当然、時代は20世紀後半なので暴力や殺人などの迫害は多くないものの、やはりロシア人への迫害・いじめは起こります。
こうなると、東欧のロシア系住民としてはロシアに助けてもらいたいと言う気持ちになります。

本来、「ロシア系住民の保護」等と言う理由でロシアが他国に軍事介入する事など許されないのですが、それを強引にやってしまうロシアと、それを軍事的に止められない世界の現実。
今回は、クリミアでしたが、こういった背景がある以上、東欧のほかの地域でも似た事が起こることは有り得るでしょう。
アメリカや欧州がロシアに弱腰になると、第二・第三のクリミアをロシアが狙ってくるでしょうね。

posted by ガネーシャ at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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